投稿日:2025年3月15日/更新日:2025年3月15日

【いやいや期】1歳・2歳・3歳の自立と成長を支える大人の関わり方

いやいや期 魔の二歳児

こんにちは!

フォレストキッズ川崎教室です。

 

春の気配を感じる時節となりましたが、まだまだ寒さも続いていますね。

 

先日、川崎市南部療育センター主催の地域公開講座を受講いたしました。テーマは、「子どもの心と身体の発達」。講師:南部療育センター児童精神科医 香取氏

 

とても多くのことを学ばせていただきましたので、いくつかお話ししたいと思います。

 


  • 赤ちゃんの成長と心の発達

    ■出生から1歳ごろ

    赤ちゃんは生まれた瞬間から、快適だったお腹の中とは違い、呼吸や排泄、お腹の空腹感、暑さや寒さ、思うように動けない不快感などに直面します。

     

    しかし、そのような環境の中でも、「泣いたら誰かが来てくれる」「不快なものを取り除いてくれる」という経験を積み重ねることで、次第に「自分は自分であり、他者もいる」ということを何となく理解し始めます。

     

    また、養育者の応答的な関わりを通じて、自己肯定感や世界への信頼感を育み、『基本的信頼感』を得ていきます。

    この基本的信頼感や「自分と他者」の意識が芽生え、「できるって楽しい!」という主体性の芽生えへとつながります。そして、1歳を過ぎるころから本格的な「自立の時期」を迎えていきます。


    ■自立と再接近危機(いやいや期) 1~3歳ごろ

    1歳を過ぎると、赤ちゃんは自立の時期に入ります。これまでの「快・不快」の泣き方から、「こうしたいのにできない!」という泣き方へと変わります。

     

    「自分でしたかった!」という気持ちと「やってほしいな…」という気持ちの間で揺れ動きながら、分離意識(自立)と分離不安(依存)を繰り返すのがこの時期の特徴です。

     

    また、「ママは大好き!」「でも嫌い!」と、両極端な感情が芽生えやすくなります。これは主体性の表れでもありますが、癇癪につながり、大人にとっても子どもにとっても苦しい時期かもしれません。

     

    この時期に大切なのは、「世の中には嫌なこともあれば、良いこともある」と知ることです。
    良い感情も悪い感情も両方あってよいこと、物事にはさまざまな面があることを学ぶ時期です。

     

    また、できる範囲で頑張ることや、時には諦めること、「まぁいいか」と気持ちを切り替える柔軟性を身につけることも重要です。


    ■再接近期(いやいや期)の大人の役割

    再接近期(いやいや期)の子どもたちは、「もっとこうしたい!」という欲求が強くなります。

     

    一方で、大人は「夜は寝るものだよ」「園には行かなくちゃね」など、社会のルールを教えます。これは、子どもの欲求を超えた『超自我』の役割を果たすものです。

     

    この「欲求」と「超自我」の間で揺れ動きながら、子どもは3歳頃には『自我』を確立していきます。

    大切なのは、『超自我』と『欲求』のバランスです。
    子どもは「こうしたい!」と主張しながら、「でも、こうしなきゃいけないのか」と折り合いをつけることを繰り返しながら成長していきます。

     

    また、子ども自身の気質や周囲の環境によって、自我の形成には個人差があります。かたまった自我は「三つ子の魂百まで」という言葉のように、その後の人生にも影響を与えていきます。


    ■再接近期(いやいや期)は長引くことも

    再接近期(いやいや期)は、子どもにとっても大人にとっても大変な時期ですが、これは「折り合いをつける練習中なんだな」と、少し距離を取って見守ることも大切です。

     

    また、0~3歳の時期が重要と言われますが、思春期になってから「甘え直し」をすることも有効です。何歳になっても「欲求」と「ルール」の折り合いをつけなければならない場面は多くあります。

 

 

まとめ

再接近期(いやいや期)は、子どもにとっても保護者にとっても試練の時期です。

 

「なんでこんなに大変なの?」と思うこともあるかもしれませんが、それはお子さんが成長している証。自己主張と社会性のバランスを学ぶ大切なプロセスです。

 

時にはうまくいかず、イライラしたり、疲れてしまったりすることもあるでしょう。でも、「今は調整中なんだな」と見守ることで、気持ちが楽になるかもしれません。

 

保護者の皆さんも決して一人ではありません。周囲のサポートを頼りながら、お子さんの成長を温かく見守っていけるといいですね。

 

子どもの言葉の発達に関するお悩みやご相談がありましたら、ぜひフォレストキッズ川崎教室までお気軽にお問い合わせください。

 

募集のお知らせ

現在、フォレストキッズ川崎教室では主に新2歳児、新年少児、新年中児を対象に、2025年4月からの利用者を募集しております。
 
 
※新年長児は、現在人数調整中のため確定次第、改めて情報を公開させていただきます。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
 
 
最後までご覧いただきありがとうございます。
 
 
 

 

 

 

LINEで問い合わせる

 

  1. この記事は、当教室が作成した内容を基に、ChatGPTの編集機能を活用して文章を整えました。

 

施設概要

 

施設名 フォレストキッズ川崎教室
事業形態 児童発達支援事業
所在地 神奈川県川崎市幸区南幸町2-19
アクセス 川崎駅徒歩6分
電話番号

044-742-8622

対象児童 未就学児
定員 10名
受付時間 10時00分~18時00分
開園曜日 火・水・木・金・土
料金 自治体が定めた利用料
運営 株式会社城南ナーサリー

 


 

よくある質問

 

よくいただく質問と回答を記載しております。質問を選択(タップ)すると、回答が開きます。下記以外で確認したいことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


顧問の撹上雅彦(かくあげまさひこ)が発達障害を抱える息子への想いをきっかけに、設立した児童発達支援施設であり、すでに全国には10か所の教室(関西・東海・千葉)があります。(2023年4月現在)


未就学児(1歳半~6歳まで)を対象としています。


営業日は火曜日~土曜日の5日間で、日月は休業日となります。営業時間は9:30~18:30です。

※支援時間は10:00~18:00(12:00~13:00は除く)の間に提供させていただきます。


支援時間は基本【1コマ60分】、個別支援となります。


支援内容は以下を基本の3本柱とし、お子様一人ひとりが過ごしやすい環境設定を行っていきます。

1.身体的技能の獲得(感覚統合)
2.知識の習得(学習支援)
3.社会性の習得(SST)


「預かり中心」の児童発達支援とは異なります。通所施設ですので、教室までお子様と一緒に来校ください。

教室には、待合スペースをご用意しておりますので、マジックミラー越しにお子様の支援を見学していただくことができます。

お子様の状況に合わせて、一旦外出され、支援終了時刻5分前にお迎えにお越しいただくことも可能です。


世帯の収入状況に応じて月々の上限額が異なりますが、3-5歳児は無償化対象になります。お住まいの自治体によって定められていますので、面談時に詳しくご説明させていただきます。


いいえ。 お子さまの課題によって、施設が「合う・合わない」があると思います。

『この施設なら通いたい』と感じましたら、見学後利用(契約)していただければと考えております。


通所受給者証は「障害児通所支援」という福祉サービスを利用するために、お住まいの市区町村から交付される証明書です。

療育手帳とは別のものになります。 フォレストキッズ(児童発達支援事業)をご利用になる場合は、この通所受給者証の取得が必要となります。

詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。


一般的には「評価」「査定」として用いられることが多い用語ですが、障害福祉分野では療育マネジメントに先立って行われる第一段階における「評価」「査定」のことを指します。

今後どのような障害福祉サービスが必要なのか整理するためにおこないます。

具体的には、個別支援計画の作成の際に、今後の療育に必要な見通しや方針をたてるために行われます。

障害福祉サービス利用者が何を求めているのか正しく知り、能力や生活環境などを把握し、確認したうえで生活全般の課題(ニーズ)を抽出します。。

フォレストキッズでは、アセスメントに力を入れています。視覚認知、対人、言葉、感覚、発達段階等を細かく評価いたします。


フォレストキッズでは送迎を行っておりません。安全に通っていただくために、保護者様に送迎をお願いしております。

最寄り駅から徒歩10分以内にあり、近隣にコインパーキングもありますので、電車・お車での送迎も便利な場所となっております。


療育とは「治療」と「保育・教育」を合わせた言葉です。さまざまな障害のある子どもに対し、それぞれに合った治療・教育を行う場所のことを総合的に「療育センター」と呼んでいます。

はっきりとした定義がないため、児童発達支援事業所であるフォレストキッズも「療育センター」に分類される施設のひとつであるといえるでしょう。

フォレストキッズは、早期に必要な指導支援を受け、将来的な本人の負担を軽減するために、障害の有無に関わらず発達の遅れが気になるお子さまの利用も幅広く行うことが特徴です。

日常生活の自立支援や機能訓練をはじめ、遊びや学びの場を提供しています。


放課後デイサービスとは、6歳~18歳までの障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。

フォレストキッズ川崎教室は預かり中心の児童発達支援とは異なり、個々に応じた介入教育を早期に提供することを目的とした、未就学児(1~6歳)対象の児童発達支援施設です。


個人によって様々な症状やその程度がありますが、次のような症状があげられます。

①「社会性と対人関係が苦手」、「言葉の遅れ」、「行動や興味の偏り」などの自閉症
②「落ち着きがない」、「集中力がない」などのADHD(注意欠如・多動性障害)
③「読み書きの習得が遅れている」、「文字を書くことが難しい」などの学習障害

※生まれつき脳の機能に偏りがあることで、上記以外のさまざまな特性があると言われています。 気になることやお困りごとが生じたら、早めに専門機関へ相談し、支援を受けられる状況を作ることが大切です。

 

 

 

 
  

 

   

見学希望やご不明な点等は、
メールフォームよりご相談ください

 

 

お問い合わせ後3営業日以内にご連絡いたします。
ささいなことでもお気軽にお問い合わせください。

 

    

 

電話で問い合わせをご希望の方は、右記番号(044-742-8662)をタップしてご連絡ください。

 

 

 


 

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